郡山吹奏楽団スプリングコンサート2013の演奏曲から
郡山吹奏楽団スプリングコンサートが4月21日に開催します。
今年のコンサートは是非聴いていただきたい名曲揃いです。
その中の一曲、歌劇「ローエングリン」より第二幕「エルザの大聖堂への入場」を紹介します。
今年2013年は、ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーの生誕200周年に当たります。ワーグナーといえば、数多くの歌劇、楽劇を残した事で知られており、また前奏曲などは単独で管弦楽の演奏会で演奏される機会も多いのは既にご存じの通りです。そんな中、彼の代表作の一つである歌劇「ローエングリン」の二幕終盤近くに演奏される「エルザの大聖堂への入場」は、管弦楽として単独で演奏される機会はきわめて少ない曲ながら、何故か吹奏楽の曲としては定番中の定番として知られており、コンクールや演奏会で取り上げられる、という意味で異彩を放っています。
歌劇「ローエングリン」は、1850年に初演された全3幕・所要時間約3時間15分という大作です。10世紀のブラバント公国を舞台とし、公女・エルザとその窮地を救った白鳥の騎士・ローエングリンとの禁断の愛と結婚、悲劇の結末を綴った物語です。ローエングリンの世界を現実にしたドイツの「ノイシュヴァンシュタイン城」は余りにも有名です。
オペラ上演では合唱が加わり壮大な音楽となっています。吹奏楽編曲では歌詞は注目されませんが、今回の演奏前に対訳を紹介します。
永くつつましく耐え忍んできた、姫に神の祝福があるように!
神が姫の歩みを守り、導いて行くように!
エルザが近づいてくる。天使のようなエルザが。
純潔な情熱に光り輝いて。
貞淑な姫、万歳!エルザ・フォン・ブラバント万歳!
姫に神の祝福があるように!
他にも魅力いっぱいのスプリングコンサート2013 是非ご来場ください。
2013年04月13日(土)