訃報 郡山吹奏楽団名誉指揮者 岩井直溥氏
訃報 郡山吹奏楽団名誉指揮者 岩井直溥氏 逝去
２０１４年５月１０日 日本の吹奏楽に偉大な功績を残されました岩井直溥先生（９０歳）が逝去されました。
郡山吹奏楽団の名誉指揮者として、４０年の永きに亘ってご指導いただき、当団の歴史には岩井先生の存在は欠かすことができませんでした。
岩井直溥先生に感謝の気持ちを込めて･･･
岩井先生と郡山吹奏楽団の出会いは、1976年のコンクールで先生の書かれた「メインストリートにて」の課題曲講習会に福島へ来られた時でした。その時にN.S.Bの話で盛り上がったことがご縁で、翌年のスプリングコンサート77へ出演していただきました。それから毎年、欠かさずに郡山のお客様の前に立って「ピカーッ！」と音楽の楽しさを運んでくださいました。
先生が70歳過ぎのころに喘息と目の病気で体調を崩されたことがあり、この時コンサートの打ち合わせで連絡を取っていた時に、奥様から「もう電話してこないで」と厳しく言われましたが、先生はいつもと同じように一人で郡山まで来られました。その時駅までお迎えに出たとき「実はあんまり目が見えないんだよ」と言われたので、先生の手を引いて歩いたことが昨日のように思い出されます。ステージを大切にする姿に本当に頭が下がりました。今思うとスコアはほとんど見えていなかったのではと思います。
ゲネプロの打ち上げとコンサートの打ち上げは安い赤提灯で大騒ぎするのが恒例ですが、先生の傍には多くの女性陣が取り巻いて宿泊先まで送るのが慣わしでした。
練習ではラテンパーカッションを徹底的に鍛え上げられました、おふざけの曲でも出番が多かったように思います。「ステージでは顔を隠すな、顔が見えなくなるまで暗くするんじゃないよ、客席との繋がりが薄くなるから」とご指導をいただきました。
長いお付き合いの中で一度だけ団員も先生も真っ青になったステージがありました。スプリングコンサート９２の本プロ最後の「エルクンバンチェロ」で終盤の盛り上がりがごちゃごちゃになってしまい、音が途切れそうになりどうやって終わるんだろうと全員真っ青になりそうでしたが、先生の掛け声でなんとか終わりに持ち込めました。先生もヒヤ汗をかかれたそうです。先生、申し訳ありませんでした。
岩井先生にはポップスの奏法のほか市民バンドのあり方を沢山お教えいただきました。ステージではお客様に対して「みなさんのご支援をもっともっとよろしくお願いします！」と私たちの為に頭を下げてくださいました。これからも岩井先生が伝えて下さった事を、いつまでも継承して参ります。本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
郡山吹奏楽団 団員一同
郡山吹奏楽団「郡山市こどもまつり」に演奏出演しました。
５月５日 郡山吹奏楽団「郡山市こどもまつり」で演奏出演しました。
会場いっぱいのお客様に、手拍子をいただいたりとても楽しく演奏することができました。
ご来場くださいました皆様、教育委員会の皆様、ボランティアの皆さんありがとうございました！
【演奏曲目】
♪烈車戦隊トッキュージャー
♪アンパンマンのマーチ
♪ディズニープリンセスメドレー
♪ハピネスチャージプリキュア！ＷＯＷ！
♪となりのトトロ
♪スーパーマリオブラザーズ
♪「あまちゃん」のテーマ
